BEEK DESIGN
BEEK DESIGN is Creative Desgin Group in Yamanashi, Japan.

Archive for 5月, 2017

OMG

神様っていると思う? たまにそんなことを人に聞くことがあります。神様の概念が人によってぜんぜん違うこともわかります。遠く空の向こうにいるとか、神社にいるだとか、祠や昔からの祭壇、石仏に宿っているとか。キリスト教ではキリストが神の子とされ、仏教では神様ではないけど仏に祈りを捧げ救われようとする。
神様ってどちらにしろ目に見えなくて、見えないものを信じて救われたいと思う行為だと思っています。もはや人格とか象徴なんかじゃなくて、神様って行為。ぼくもよく神様します。叶えたいことを見えない神様に報告するのです。人間だれしも今の作られた世界がほんとうに正解だと心のそこから思ってないのではないかなぁ。築いてきた社会や技術が本物で信じられるのなら、神様よりスーパーコンピューターにすがるはずじゃないかなぁ。
人間なんて未だに弱くて儚くてたまたま進化した生き物なんだってことを1人1人が再認識したらどんな社会になるんだろうって神様に聞いてみたい。

5/4、5/5の二日間、小渕沢のウェルネスパークで開催されたわとわまつりの中で「森のなかの一箱古本市」を開催しました。ほんとうに気持ちのいい、森の中。本を通していろいろな人が森の木陰で行き交いました。


いつもは甲府の街中で開催していた「こうふのまちの一箱古本市」のスピンオフ。毎回リピートして参加してくれる店主さんや、今回はじめて応募してくれた店主さんもいました。もう4回くらい開催しているのですが、毎回店主さんが本の売り上げよりも店主さん同士のコミュニケーションや、場所を楽しんでくれているのが伝わって来て、それがとても開催していて嬉しいところ。

第一回目から出てくれてる60Bのメンバー。一箱古本市がきっかけですごいことが起こったんですよ。まあそれはさておきこうやって毎回出てのんびり楽しんでくれるのがいちばん嬉しいんです。今回は植物も売ってました。一箱古本市では本が全体の7割あれば雑貨も売っていいことになっています。

甲府から参戦のINU BOOKS。楽しいメンバーが揃ってます。本を通していろいろな人が場を共有できるのが一箱古本市のいいところ。誰だって一箱に本を詰めこめばそれで本屋さんになれるんですよ。売れても他の店主さんの本を買ってしまったりすることが多くて、結局本が増えてるという出来事もしばしば。

長野から毎回出店してくれるお二人。毎回出てくれるので、いつのまにやら顔見知りになって会話も弾みます。最近は常連さんも増えて、いろいろな情報交換もできるようになりました。
ぼくが一箱古本市をやるにようになったのは単純で、自分が出たかったから。本が好きで、BEEK Issue02で本の特集をして、その時にこの特集が終わっても本の活動を僕もしたいと思ったのもきっかけのひとつ。とにかくやってみて思うのは、こんなに本が好きな人がいて、店主さんもお客さんも集まってくれるんだなーということ。最初は山梨でふつうの人が本の出店なんてしてくれるのだろうか、って不安に思っていたのがほんとうのところ。でも初回から30店主も集まり、しかもみなさん出店がとても気合い入っていたんです。だんだん増えて最近は40店主近く集まるようになってきました。

続けて行くことで、広がっていくことがありました。やってみないとわからなかったこと。場を作る本の力を信じて、これからも「本屋」の活動を続けて行きたいとおもってます。
書店員にはなかなかなれないけど、だれでも本屋にはなれるはずなんです。

4月の終わり、POMPON CAKESのレオくんが鎌倉のお店のスタッフと山梨まで遊びにきてくれました。レオくんと知り合ったきっかけは、今回一緒に来てくれたtinaが主催していたkinfolkのイベントで(その時のようすはコチラ)。そのときtinaに頼まれ北杜市を少しアテンドさせてもらったのですが、今回はやまなしの桃農家さんを紹介してほしいとアテンドすることに。あのイベントがきっかけで繋がったひとたちと、いまだにフラットに交流できているのがとてもうれしいこと。
紹介した桃農家さんはBEEKでも取材した宝桃園の堀井さん。畑をできるだけ自然と調和することで育てる桃。畑でもぎたての桃を食べたときの美味しさの衝撃は、今でもその記憶が脳裏に残っているほど。
畑をまわりながらいろいろなことを堀井さんは教えてくれました。果樹はほんとうに手間がかかるということを再認識。天候にも左右されるし人生で桃を作れるのは数十回しかチャンスがないということも考えると、すごいチャレンジをしているということも。堀井さんが考えるオーガニックと、レオくんが考えるお菓子つくり、行き先が同じ方向を向いていました。出会うべくして出会った二人だったんだな、と。この出会いがきっかけで生まれ出るものが今から楽しみでなりません。
調和の先にある未来を、見てみたい。

先月のことですが、松本市にある藤原印刷さんに見学に行ってきました。以前から印刷技術ときめ細かいサポートなどで、方々で噂を聞いていました。印刷所に行くのはかなりひさしぶり。現場を見るということは、自分がそのサービスや商品に関わるのならとても必要なことだと最近強く思うように。


働いているひとたちに気持ちいいくらいみなさんに挨拶をされました。
見られるということは時にマイナスに働くこともあるかもだけど、人の関心をひく仕事ということがダイレクトに働く人に伝わるから、やっていることを誇らしく思えるかもしれない。
案内してくれたのは、営業でもあり取締役でもある藤原 隆充さん。藤原兄弟の噂をよく聞いていましたが、さすが話も上手だし仕事にとても誇りをもっていました。面白かったのが「社長の息子だからあいつがいうことならしょうがないって仕事を持ってくるんですよ」って笑顔で話していたのが面白かったなぁ。そうやって自分の境遇をプラスに持っていって調和させているイメージ。これ、なかなかできないことだからリーダー素質もあるんでしょうね。


いろいろな職場を見ることは自分の働き方にとても影響を受けます。僕もまだまだできることがあるから頑張らなくちゃ。

緑があっという間に芽吹いて、新緑の季節に。年度末に追われ、BEEKを発刊して、なんだかんだでもう5月。
書きたいこと、残したい言葉はあるのに、時間がどんどん過ぎていく。今年度から体制ややっていくことを整理しようと心に決めたのに、その前にやることの連続の波にのまれている。
まわりの友人たちは本を出版したり社長になったり会社をつくったり、とても大きな動きをしている。すごい。
ぼくも熱を放って、響き渡らせなければ。記録したいことが山ほどある。衝動を形にしたい。

それはさておき、先日BEEKを配布していて見つけた場所で見た夕日がとてもきれいだった。
なんだか嬉しくて、ステップを踏んだ。