ポートランド発のライフスタイル誌『KINFOLK』の日本のギャザリング(小さな集まり)「IN PRAISE OF SLOWNESS」が2015.6/20 北杜市のDILL eat,life.を拠点に開かれました。BEEKではスタッフとしてアテンドやグラフィックデザインをお手伝いさせてもらいました。
KINFOLKのギャザリングを僕らが手伝うことになったきっかけは、今年2月にKINFOLKのギャザリングのディレクターを務めるティナとの出会いがあったから。その時のことは当時のブログにも綴っています。(http://www.beekdesign.com/beek-travel.html)
山梨を案内して、そこで出会った人や場所をとても大切に想ってくれました。DILLの山戸さんとはもともとの知り合いだったそう。あの場所にDILLがあったからこそ今回のイベントもできたのだと思います。
ギャザリングという言葉も初めて知って、その言葉の持つ本質的な大事さを今回のイベントで実感しました。来ていただいたゲストや東京や各地から来たスタッフ、現地の山梨スタッフ、それぞれの日常では出会うきっかけがなかった人達との関係性を繋いで、それを継続させていこうという静かな意志がありました。そして、テーマとして掲げられた「IN PRAISE OF SLOWNESS」。スローを取り入れた生活、食や暮らし方、人との関係性を考えさせてくれる内容として、DILLの山戸さんご夫婦が東京から今の場所に移り住んで変わった生活の話や、長坂のパーマカルチャーデザイナー四井さんの循環する暮らしの話を聞きました。
何かすぐできることではないのかもしれませんが、自分の日常の中に取り入れたら生活が豊かになるかもしれない、そしてそもそも豊かさってなんだろう? そんな気づきやきっかけが生まれるようなとても内容の濃い話でした。僕もよくDILLのご飯を食べにいったり、四井さんの家にもお招きいただきますが、僕自身も暮らしを考えるきっかけをもらった人たちです。山梨にはその“きっかけ”を与えてくれる人が多いと思います。BEEKでいろいろな方に話を聞いてそう思います。
スタッフとして、アテンドやデザインに関わらせていただいたことはとても嬉しかったです。なんと言っても、創刊されたころによく読んでいた遠い国の憧れの雑誌だったKINFOLKのイベントに関われたのですから。
山梨という土地にあるものや人を、これからもありのまま伝えていくことが僕のやるべきことだと再確認できました。