5/4、5/5の二日間、小渕沢のウェルネスパークで開催されたわとわまつりの中で「森のなかの一箱古本市」を開催しました。ほんとうに気持ちのいい、森の中。本を通していろいろな人が森の木陰で行き交いました。
いつもは甲府の街中で開催していた「こうふのまちの一箱古本市」のスピンオフ。毎回リピートして参加してくれる店主さんや、今回はじめて応募してくれた店主さんもいました。もう4回くらい開催しているのですが、毎回店主さんが本の売り上げよりも店主さん同士のコミュニケーションや、場所を楽しんでくれているのが伝わって来て、それがとても開催していて嬉しいところ。
第一回目から出てくれてる60Bのメンバー。一箱古本市がきっかけですごいことが起こったんですよ。まあそれはさておきこうやって毎回出てのんびり楽しんでくれるのがいちばん嬉しいんです。今回は植物も売ってました。一箱古本市では本が全体の7割あれば雑貨も売っていいことになっています。
甲府から参戦のINU BOOKS。楽しいメンバーが揃ってます。本を通していろいろな人が場を共有できるのが一箱古本市のいいところ。誰だって一箱に本を詰めこめばそれで本屋さんになれるんですよ。売れても他の店主さんの本を買ってしまったりすることが多くて、結局本が増えてるという出来事もしばしば。
長野から毎回出店してくれるお二人。毎回出てくれるので、いつのまにやら顔見知りになって会話も弾みます。最近は常連さんも増えて、いろいろな情報交換もできるようになりました。
ぼくが一箱古本市をやるにようになったのは単純で、自分が出たかったから。本が好きで、BEEK Issue02で本の特集をして、その時にこの特集が終わっても本の活動を僕もしたいと思ったのもきっかけのひとつ。とにかくやってみて思うのは、こんなに本が好きな人がいて、店主さんもお客さんも集まってくれるんだなーということ。最初は山梨でふつうの人が本の出店なんてしてくれるのだろうか、って不安に思っていたのがほんとうのところ。でも初回から30店主も集まり、しかもみなさん出店がとても気合い入っていたんです。だんだん増えて最近は40店主近く集まるようになってきました。
続けて行くことで、広がっていくことがありました。やってみないとわからなかったこと。場を作る本の力を信じて、これからも「本屋」の活動を続けて行きたいとおもってます。
書店員にはなかなかなれないけど、だれでも本屋にはなれるはずなんです。