甲府の味噌やさん、五味醤油さんと北杜市のパン屋さん、山角さんが主催するほぼまるの3回目の催し自体が、BEEK Isuue04「発酵している」の発刊イベントになりました。BEEKの発刊イベントだけど、別のイベントの人たちに全て準備してもらうという、便乗型というか、招待型というか。
念願のBEEKパン。もうこれだけで感動したんですが、なんとこのBEEKパンの売上げを次回のBEEKの制作費にまわしてくれるという、とてもとてもとてもすごい応援を山角さんからいただきました!!
他にも僕に内緒でこの日のためにBEEKに関わりある人たちにBEEKのことや僕自身のことを五味醤油の発酵兄妹と聞きにいって、裏BEEKを作ってまとめてくれました。しかも大好きな写真家、砺波さんの写真とあっこさんのイラストが印刷されている。。。ワオ。こりゃすごい。
いつもBEEKの制作で携わってくれている方々や仕事や身近なところで仲良くしている方々のBEEKや僕自身に対する思っていることが書いてあったり。どうやら僕は水の印象、しかもプルプルしたゼリーみたいなイメージもあるようです。そして、服が派手でぼそぼそ話す人……。まあその通りなんですけど。
もう相変わらず薄いリアクションしかできなかったのですが、本当に感動というか嬉しかったんです。
僕が勝手に始めて、勝手に山梨を巻き込もうと思っている冊子BEEK。2年かけて4号まで出したのですが、本当に必要なのかとか本当にみんなに喜んでもらって読まれているのかとか、正直不安になったりなんのために自腹でやっているんだろうと思う時もありました。いや、ちゃんと何のためにやっているかという目的はあるんですけどね。でも個人媒体に近いもので、誰にも頼まれていないという状況だけでけっこう孤独なんですよ。制作も孤独な作業ってけっこうあるんです。だからちょっとだけ弱気になるときもあります。
でも、今回ほぼまるでこういう催しをしていただけたり、集まってもらったお客さんと直接お話できたり、ふだん制作を手伝ってくれている方々からの想いも聞けたり、僕の中で続けていく理由がまたひとつ増えたような感覚です。
ほぼまる主催の発酵兄妹の2人には、家族ぐるみでいつも応援してもらっています。めちゃめちゃ直接的に応援されていて、お店にBEEKコーナーまで出来てしまうし、お母さんはいろいろな人に勧めてくれています。
単純に面白いことを増やしていきたいというところや、食を通して少しでも誰かのためになることを真剣に考えている2人は、僕の日々の中でとても刺激を受けています。まあ、結局何がいいたいかというと、いつも応援してくれてありがとうということです。ほんとに嬉しいんですよ。
今回のイベントのゲストのパーマカルチャーデザイナーの四井さんと発酵デザイナーの小倉ヒラクくんもありがとうございました。2人ともとても尊敬しています。四井さんの考えるパーマカルチャーは、僕みたいな意識ぜんぜん高くない人の心の中にもすっと降りてきます。日常を大切にしたいと思うし、そのことがまわりの環境のことも考えることになっていっています。ヒラク君の話を聞く術、司会芸もすごく上手ですごいなぁと思いました。僕もトークイベントをするのでとても参考になります。
そんなこんなでBEEK04発刊イベント、皆さんにBEEKをつくる想いを少しですが伝えられたかなと思いました。これからもBEEKはふつうに発刊していきたいと思っています。いつもそこにある山梨の日常を、編集していきたいです。